【骨の解剖学】Part2.骨を強くして若返る方法

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2024.08.13

セラピストコラム

【骨の解剖学】Part2.骨を強くして若返る方法 No.15

背中にボルトが8本入っている、筋金入りのITS名古屋校の神野あさみです。

前回のコラム【骨の解剖学Part1】の続きです。

 

前回のコラムの簡単なおさらいです。

骨は毎日壊しては作って、壊しては作って、常に古い骨は新しい骨に置き変わり、疲労骨折をしないように代謝が行われているというコラムでした。

破裂骨折した神野が言うなという内容でした()

 

骨に衝撃を与えると、骨の中のネットワークが骨を壊して、骨を作ってと言う指令を出しています。

その指令のお陰で私達の骨の量はバランスを取っています。

骨が作られ過ぎてしまうと、身体が重たくなってしまうからです。

骨は静かに見えますが、骨の中は毎日骨を作る建設ラッシュのようになっています。

実に神秘的ですね。

その建設ラッシュに、ストップをかけるのがブレーキ役の【スクレロスチン】です。

スクレロスチンは骨を作るのをやめようというメッセージ物質を出しています。

このスクレロスチンが増えてしまうと骨は減り続けてしまいます。

 

アメリカのある自転車トップアスリートが日常生活で軽い転倒で大腿骨を骨折し、骨量検査をすると重度の骨粗しょう症であることがわかりました。当時25歳で80歳代の骨量しかなかったのです。

自転車による運動は、いくら漕いでも骨に衝撃がなく、スクレロスチンが多くなる一方だったからです。

ちなみに宇宙飛行士は無思力で骨に負荷がかからないので骨粗しょう症になることも分かっています。

反対に骨が出来過ぎてしまう「硬結性骨化症」という病気もあります。

 

は骨を作って若さを手に入れる、とっておきの方法”骨活”をご紹介します。

骨を増やす"骨活"は、自転車や水泳より、骨に十分な荷重や衝撃がかかる「ウオーキング」や「ジョギング」がお勧めです。

ただし、高齢者で膝の弱い方などは無理をせず「水中ウオーキング」や「ヨガ」「ストレッチ」も"骨活"として効果的です。

 

余談ですが私が63歳でも元気で施術や講師が出来るのも趣味のマラソンをしていたからだと思っています。

階段から落ちて破裂骨折しましたが骨密度は、同年代よりも高かったことが検査で証明されています()

 

ITS名古屋校 神野あさみ